胆石に関連する病気
慢性膵炎
膵臓は消化と血糖値のコントロールの為に非常に重要な臓器です。慢性膵炎とは膵臓に繰り返し炎症が起こり、次第に膵臓の細胞が破壊され、膵臓自体が硬く萎縮していく病気です。膵臓の機能が低下していくと各種の消化酵素(アミラーゼ・トリプシン・リパーゼなど)が分泌されなくなり消化不良を起こします。
またインスリンの分泌が低下すると糖尿病を引き起こしてしまいます。慢性膵炎を引き起こす原因として最も多いのはアルコールによるアルコール性膵炎です。
また胆石が原因で膵炎を引き起こすこともあります。しかしアルコール性膵炎に次いで多いのが原因不明の慢性膵炎です。2002年の段階で厚生労働省難治性疾患克服研究事業難治性膵疾患の全国調査によれば慢性膵炎で医療機関を受診した人は45200人ですがその数は年々増加していると言います。
慢性膵炎は男性に多く男女比はおよそ3:1となっています。男性に多い理由には飲酒が挙げられます。日本断酒会によれば男性会員の17.4%がアルコール性膵炎の既往があるとのことです。また飲酒に喫煙や食生活の乱れなどが加わることで更に発症リスクが高まります。
また加齢も発症リスクの一つです。男性では50歳代、女性では60歳代に多く見られる傾向があります。慢性膵炎で起こる症状は上腹部痛や腰背部痛で、その他には吐き気や嘔吐、腹部膨満感、全身倦怠感などがあります。
またかなりの高確率で糖尿病を合併します。治療の際に絶対必要なのが禁酒と禁煙です。また脂っこい食事を避け、腹八分目を心がける、コーヒーや炭酸飲料、香辛料など胃や腸に負担をかけるものも極力避けるようにします。