診断法

血液検査

胆石は無症状の場合以外、炎症を起こすことが多いので痛みなどがある場合は炎症反応テストであるCRPの陽性反応の有無をチェックします。

また免疫系疾患では炎症と共に白血球の数が増加するので白血球数のチェックも非常に有効的です。また血沈や血球数などの一般的なスクリーニング検査、尿検査も調べられます。胆石はコレステロール系の石が全体の70%以上を占めるので血液中のコレステロール値、次いで多いビリルビン値も調べられます。胆石の患者さんは太っている人が多いので生活習慣病も疑われるために糖尿病や動脈硬化、高血圧の有無などのチェックも外せません。

また血中や尿中のビリルビン値は肝炎や肝硬変を起こしている場合にも上昇します。したがって肝機能を調べるGOT、GPT、γ-GTPの他ウィルス性肝炎の存在も調べます。目に黄疸症状が出いてる場合は肝機能障害やウィルス性肝炎、脂肪肝、肝硬変、肝がんが疑われます。

稀に胆石と胆嚢炎を起こしている原因ががんによる場合もあるので、胆嚢がんも疑われる場合には腫瘍マーカーの他に画像診断が行われます。(胆石は器質性疾患なので、確定診断には必ず画像診断が行われます)このように胆石一つとってみても、合併症の存在、急性なのか慢性なのか、悪性腫瘍や生活習慣病など胆石に関連する様々な病気も疑われるため多様な検査が行われるのです。

また、胆石が女性に多いため妊婦の場合は慎重な対応が必要になってきます。これは余談ですが、経口避妊薬(ピル)を常用している女性の場合胆石発症のリスクが高まるというデータもあります。