診断法
CTとMRCP
CTとはコンピューター断層撮影の略称です。現在では多くの医療機関で採用されている画像診断装置です。CTでは人体を輪切りにした状態で臓器の状態を見ることが出来ます。これはレントゲンには出来ない画期的な診断方法でした。
CTも様々な病気の確定診断に用いられますが特に頭部の病気に関しては非常に有効的な検査方法です。そしてCTでは具体的な臓器の状態を確認することが出来ます。エコーでは胆石の存在を確認できますが、正確な場所までは特定が困難です。
それがCTでは可能となるのです。また悪性腫瘍が疑われる場合は造影剤を点滴しながらより精度の高い画像診断が可能となります。CTより高度な画像診断の為の装置がMRIです。MRIは磁気共鳴コンピューター断層撮影の略称です。
CTが人体の輪切り撮影のみに対応しているのに対しMRIでは縦方向のスライス撮影まで可能となります。このMRIを用いて行う胆管膵肝撮影をMRCPと言います。MRCPの登場まで、胆管・膵管を調べる精密検査としてはERCP(内視鏡的逆光性胆管膵管造影検査)がメインでした。
ERCPとは口から内視鏡を入れて十二指腸まで送り、造影剤を注入してレントゲン撮影するという検査です。この内視鏡をMRIで行うのがMRCPなのです。内視鏡からMRIになったことでより患者さんへの心身の負担が軽減されたことになります。
MRCPによって調べることが出来るのはより詳細な胆石の状態です。胆石は見た目や数の多さでその結石が何で出来ているかを知ることが出来ます。この検査の登場によって開腹や内視鏡を用いなくても結石の種類が特定出来る様になったのです。