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胆石の痛みは何故起こるのか?
疝痛(せんつう)、所謂胆石による激痛は何故起こるのでしょうか?これは胆石の大きさにもよるのですが、胆嚢や胆管が強い炎症を起こすためです。炎症による痛みは通常の痛みとは違い、激しく辛いものになります。
風邪の際の咽頭炎などではものが飲み込めないぐらいの痛みですし、尿路感染症や膀胱炎の排尿時の刺すような痛みも耐え難いものがあります。また、がんの時のがん性疼痛も尋常ではない痛みが走るといわれています。
これらの炎症性の痛みの中でも結石による炎症性疼痛は特に激しく、よく「のた打ち回るような痛み」と表現されます。このように炎症性の痛みには非常に辛く苦しいものが多いのですが炎症像が消えると痛みも嘘のように引いていきます。胆石による疝痛には特徴があります。
それは右上腹部の違和感や不快感に始まり、一気に背中に突き抜けるような痛みが走り、それが右肩に向かって広がっていくというものです。
疝痛発作が起こるのは食後数時間たってから起こることが多いようです。これは食後、胃での消化が終わった食べ物が十二指腸に届いたとき膵液が分泌されるのと同時に胆嚢が収縮して胆汁を放出しようとします。このときに胆嚢内や胆管内の結石が動いて胆汁の出口につっかえたり炎症している部分に触れることで激痛が走るのです。
ということは疝痛発作を起こすのはそれなりに大きいか若しくは多数の結石が胆嚢もしくは胆管内に存在しているということですね。実際に胆嚢内結石の場合摘出した胆嚢を調べてみると数百個も出てきたというケースも珍しくないそうです。
胆石は放置しておいて小さくなるということはありません。また尿管結石や腎結石のように尿と一緒に簡単に排泄(このときの痛みも筆舌に尽くしがたいと言いますが)されるわけでもないので投薬や衝撃波によって胆石自体を溶かすか粉砕する、あるいは胆嚢ごと摘出してしまう必要があるのです。