胆石
結石の種類
内臓に出来る結晶化した硬い石状の物質のことを結石と言います。結石には組成によっていくつかの種類に分類されています。現在は日本消化器病学会による分類法が採用されていて、結石の見た目と割ったときの特徴によって分けられています。胆石全体の約7~8割がコレステロール系胆石になります。
コレステロール系胆石は純コレステロール石、混成石、混合石に細分化されています。コレステロール系結石は女性に多いのが特徴的です。純コレステロール石の成分はその名の通りコレステロールです。
カロリーや脂肪分の多い食事を採ることが原因で引き起こされます。以前は欧米に多い症状だったのですが、日本の食文化も欧米化が進むことで患者数が増えてきました。見た目は純コレステロール石は白から薄い黄色を帯びた色をしています。割ってみるとコレステロールの血漿が放射状に伸びています。混成石と混合石も主成分はコレステロールですが純コレステロール石とは見た目と割ったときの形が違ってきます。
混成石は見た目は褐色系で割ってみると内層と外層に分かれています。混合石は球形か多角形の形をしていて一度に沢山の数が出来るのが特徴的で、割ったときに多層化しているのも特徴的です。色素系結石はビリルビンカルシウム石と黒色石とに分類されます。
食生活が欧米化する以前の日本ではビリルビンカルシウム石の患者が一番多かったと言われています。この胆石は胆嚢内に出来やすい胆石で形は様々でもろいのが特徴です。割ったときの形状は層状になっているか、無構造となっています。
黒色石は若年層や痩せている人に多い胆石です。貧血症や消化器の手術を受けた人や肝硬変の人などにも見受けられ、黒色石の名前の由来が石に含まれる鉄分や銀によるものです。形は金平糖のようなものから砂状のもの、稀に球形のものなどもあり、数も一度に数十個出来るのが特徴的です。割ったときの形状は黒くて無構造、主成分はビリルビンです。これら以外の稀な胆石として炭酸カルシウム石や脂肪酸カルシウム石などがあります。