予防法
生活習慣病
胆石を予防するということは生活習慣病を予防するという事でもあります。この章では生活習慣病と胆石とがどのような関係にあるかを説明していきたいと思います。
生活習慣病として代表的な病気に糖尿病、動脈硬化、高血圧があります。ご存知の通り糖尿病は膵臓の機能不全によりインスリンが分泌されなくなってしまう病気です。胆嚢は総胆管を通じて十二指腸と繋がっています。
私たちが食事を食べて、胃で消化された食べ物が十二指腸に到達するとホルモンの働きで胆嚢からは胆汁が、膵臓からは膵液が分泌されて十二指腸で混ざり合い、脂肪の消化を行います。このとき消化をメインで行うのは消化酵素を含む膵液です。
胆汁には膵液に含まれる消化酵素を活性化させる物質が含まれているのです。したがって膵臓の機能が低下して膵液の分泌が低下すると同時に胆汁の分泌も抑制されてしまいます。この結果胆嚢には胆汁が長時間貯められてしまい、胆石が出来やすくなってしまいます。
また現代の胆石の正体はコレステロールが胆汁と結びついて結晶化したコレステロール系胆石が胆石全体の70%以上を占めています。コレステロールは動脈硬化症を引き起こす原因の第1位です。また胆嚢は十二指腸の他に肝臓とも繋がっています。
胆汁が作り出されるのは肝臓だからです。コレステロールや脂肪のとりすぎは血管癖を硬くして血液の流れを妨げる動脈硬化症の他にも、肝臓の周りにびっしりとこびりついて脂肪肝を引き起こします。
脂肪肝は肝臓の機能を低下させてしまうので胆汁の分泌サイクルを妨げてしまいます。このように生活習慣病と胆石には密接な因果関係があります。と言うより胆石が生活習慣病の一つだと言っても良いでしょう。